指導をしていると、中々指示が通らず、ついつい大きな声を出してしまったりしてしまいますよね。

基本的に、選手からすると、指導者の次のような行為は恐怖を感じます。
・腕や足を組んだり、他のことをしながら話す。
・怒りなどの感情的な声のトーンで話す。
・怖い顔をする。
などなど。選手が恐怖を感じながら話しても、選手は早くその場から離れることを本能的に感じ、大事な話もほとんど頭に残らず、また同じ失敗をして怒られるという、負のサイクルに陥ります。

また、指導者に限らず、選手同士の指示なども、チーム内の関係が良くなければ通らず、選手同士もストレスと感じて、時にはいじめなどに発展します。

野球チームに限らず、学校・会社全てに共通することですが、風通しが良く、指示が通りやすいチーム(組織)をつくることはとても重要です。

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そのためには、組織の成功循環のグッドサイクルを回す必要があります。
つまり、赤の①「関係の質」を最優先で構築し、最終的に結果の質につなげていくというものです。

チーム作りをする際、ほとんどのチームは最初に目標を設定するでしょう。
それは大事な事なのですが、実は目標だけ設定しても、それが選手一人ひとりに共有されていなければ意味がありません。
チーム全員が協力して目標に向かう。それができていれば、指示は通りやすくなります。そのためには、まず第一に、指導者・選手(時には保護者)のチーム全員が信頼関係を持っていることが大事です。これができていないのに、指示が通らないとか全員が目標に向かって協力しないとか言っても、それは当然なのです。

逆に、青の①「結果の質」が最初に来てしまうと、チームはギスギスして、結果が出ず、恐怖や依存による支配(指導者⇔選手、選手⇔選手)が起きてしまいます。
こうなると、お互いにマイナスのイメージを持って付き合うことになり、指導者から選手への体罰であったり、選手同士のいじめ問題に発展します。
また、最終的に行きつく先は、昨年の日大ラグビー部で起きたような、常軌を逸した服従関係です。

では、どうすれば信頼関係を築くことができるのでしょうか。
これは、教員である私が最もクラス運営や授業、部活動で重視している点です。
次は、信頼関係の形成についてまとめていきたいと思います。